ALWAYS 三丁目の夕日

eigadojo2005-11-03



こんな映画を観た。


西岸良平の人原作漫画「三丁目の夕日』を映画化。
誰もが未来を信じていた昭和30年代の東京下町をCGで再現したのは、「ジュブナイル」「Returner リターナー」の山崎貴監督。



これは作品は、狙いが上手!
昭和の匂いなど知らない今の若者には、新鮮な風景として映る作品だが、昭和を知る世代には、「21世紀の男はつらいよ」としての人情喜劇として映っているはずだ。(ホームドラマはすでにある世代にはSFなのかもしれない。)
特に吉岡秀隆は、渥美清の薫陶を受けた経験を存分に生かして、コメディタッチの演技全開で笑わせてくれる。(こんなに器用な役者だったんだ!)
シリーズ化して、毎年同じ時期に封切れば、新しい時代の「寅さん」にできるのではないだろうか?



CGの使い方でも随所に新鮮な使い方があったが、特に鈴木社長が扉を破って突進してくるシーンに関心した。
こういう使い方が表現の地平を広げるのだ!
ただし、路面電車や駅のCG映像は、予算の関係なのか、ギクシャクした感じの印象だった。ちょっと残念。


http://www.always3.jp/