ドミノ
こんな映画を観た。
80年代に「トップガン」の大ヒットで一時代を築き、近年は「スパイ・ゲーム」「マイ・ボディガード」と男っぽいモチーフを取り上げていたトニー・スコット監督。
最新作は、実在の女性賞金稼ぎドミノ・ハーヴェイの型破りな人生を映像化。
「これは実話に基づく物語である」と冒頭に出るものの、大幅な脚色が入ったストーリーは、実話ものという範疇からは大きくはみ出しています。（だからと言って悪いなんて思ってませんよ、師範代は！面白ければいいじゃん！）
あえて80年代MTV風の編集で見せきるトニー・スコットは、素材に対する距離感を、自分なりの表現で落とし前をつけていると思われます。
(劇中では描かれていませんが）実生活では、レズビアンだったというドミノの中性的魅力を描くために、主演は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイを起用。
擬似親子的な絆で結ばれた先輩賞金稼ぎを「シンシティ」で完全復活したミッキー・ロークが好演。（この線で渋い大人の役がたくさんオファーされるんじゃないかなぁ・・・・）
