東京国際映画祭グランプリに「雪に願うこと」

eigadojo2005-10-31

第18回東京国際映画祭」は30日、コンペティション部門の最高賞「東京サクラグランプリ」に、北海道のばんえい競馬場を舞台に兄弟のきずなを描いた日本映画「雪に願うこと」を選び、閉幕した。
日本映画の最高賞は、85年の第1回に故・相米慎二監督が「台風クラブ」で「ヤングシネマ85」の大賞を受賞して以来。
雪に願うこと」は最優秀監督賞に根岸吉太郎監督、同主演男優賞に佐藤浩市さんが選ばれたほか、観客が投票する観客賞も獲得し、4冠となった。
授賞式で根岸監督は「家族を描くのは日本映画の一つの伝統。日本映画の先達たちにこの映画をオマージュとしてささげたい」とあいさつした。
その他の主な賞は次の通り。(敬称略)
審査員特別賞=「女たちとの会話」
▽同主演女優賞=ヘレナ・ボナム・カーター「女たちとの会話」、ジン・ヤーチン「私たち」
▽同芸術貢献賞=「ドジョウも魚である」
(asahi.com)

観客賞とグランプリが一致するってあまりないことです。
この賞が出来レースでなく、「雪に願うこと」がその賞に値する映画であることを願います。