NANA

eigadojo2005-09-03

こんな映画を観た。

予告編を観たときにいやな予感はしていたんだ・・・・・。
嗚呼、またしても、呼ばれていないパーティに参加してしまった・・・・・・・。
決してこの映画が悪い訳でなく、単に師範代はこの映画のターゲットからまったく外れた「オッサン」だったということだとは思いますが・・・・・・。
原作も読んでいないので仕方ないのかもしれませんが、映画の最初から最後までまったく映画に乗れませんでした。(こんなに映画を長く感じたのは久しぶり!途中で何度、腕時計を見たことか・・・・・・)


ネットの評を見てみると、総じて高評価です。
「イメージぴったりのキャスト!」
「音楽がすばらしい!」
「続編期待しちゃいます!」などなど
原作に似た人が出て、原作通りのストーリーを語れば、いい映画なのか?大いに疑問を感じてしまいます。(それってモノマネショーじゃない?)


とにかく師範代は、役者の演技や舞台設定にリアリティをまったく感じられませんでした。
少女マンガが原作なので、これは「恋愛ドラマ」として観るべきであり、「バンドもの」として観てはいけないとわかっていつつも、観ている間「それはないだろ!そんなバンドいるか?」と心の中で何度ツッコミを入れたことか?
それに「少女マンガ」って昨今はもっと心理描写が細やかだと思うんだが・・・・。ものすごく大雑把な心理描写じゃなかった?
快感フレーズ」と違った、リアルな音楽描写がウリ・・・・・って聞いていたのでかなり騙された感じでした。(とにかく、あのライブ・シーン演出の恥ずかしさは特筆もの!観客のノリの悪さがスゴイ!時代は昭和か!)

言うなればバンド映画の金字塔「アイデン&ティティ」とは正反対の世界にある「バンド映画」です。
逆に「アイデン」が嫌いな方には、「NANA」はオススメかもしれません。


「東京タワー」に続いて今年は、呼ばれないパーティ参加することが多い師範代です。
興行的には、「セカチュー」以上のスタートダッシュを見せているらしいので、師範代の暴言はあまり気にしないでください。
「NANA」ファンの皆さん気分を害したらすいません。


http://www.nana-movie.com/