ライフ・アクアティック

eigadojo2005-07-22

こんな映画を観た。


天才マックスの世界」「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」で底知れれぬ演出力を見せたウエス・アンダーソンの最新作。
今回もモチーフは、「父と子の物語」。
父親は最近ヒット作のない海洋映画作家ビル・マーレイ)、数十年ぶり息子(オーウェン・ウィルソン)と再会するところから物語が始まる・・・・・・・。


エス・アンダーソンの演出の特徴は、「はずし」。
通常は盛り上げるべきシーンもかならず「はずし」の笑いにもっていく演出をする。
彼らしいシニカルな人生観がそういう演出をさせるのだろう。
今回はデビッド・ボウイの楽曲を全編に使用して、その効果を倍増させています。


あまり巧すぎてイヤミな感じすらがする今回の作品でしたが、若手監督の中では、ポール・トーマス・アンダーソン(『ブギー・ナイツ』『マグノリア』)と並ぶ天才監督であるのは確かです。

http://www.movies.co.jp/lifeaquatic/