マラソン
こんな映画を観た。
韓国のアカデミー賞ともいえる20O5年第42回大鐘賞映画祭で7冠を制した話題作。
韓国では500万人以上が観たといわれる大ヒット作品。
受賞したのは以下の部門。
最優秀作品賞：『マラソン』
主演男侵賞：チョ・スンウ
新人監督賞：チョン・ユンチョル
脚本賞：チョン・ユンチョル、ユン・ジノ、ソン・イェジン
企画賞：ソク・ミョンホン
菅藁賞：キム・ジュンソン
人気賞：チョ・スンウ
マラソンに挑戦する自閉症の青年チョウォンの物語・・・・・・ベタに描けばかなり臭くなるような題材を、ギリギリでさわやかな映画に仕上げている監督の力量は相当なもの。
これが監督デビュー作というから韓国映画界の底力は恐ろしいです。
「レインマン」のダスティン・ホフマンさえ「臭い」と感じる師範代ですが、この作品のチョ・スンウ演じるチョウォンには泣かされました。
母親役のキム・ミスクやコーチ役のイ・ギヨンの達者な演技もよい！
映画の中で最も感動したのは、レース中のチョコパイのシーン。チョコパイを差し出す人の顔を映さない演出がすばらしいです。
典型的な悪役を作らないでも、映画というものは感動的につくれるんだという好例です。
涙を押し売りするおすぎのＴＶＣＭはかなり不快！
涙より鑑賞後のさわやかさをアピールすべき作品だと師範代は思います。
