劇場版 伝説巨人イデオン 接触編・発動編

at 2001 09/18 00:01
こんな映画を観た。

自由が丘武蔵野館で行われたアニメ特集の1本。
機動戦士ガンダム」のヒットのあと富野喜幸(現・富野由悠季)が取り組んだカルト・ロボットアニメ。
80年当時のテレビ放送では、途中で打ちきりとなったため、テレビ放送分のダイジェストを「接触編」、後半の新作部分を「発動編」として2本同時公開、上映時間3時間半というこれまた常軌を逸した公開となった作品。

伝説の遺跡で発掘されたロボット・イデオンは、無限力(むげんちから)を秘めた未知のエネルギーによって動いているという設定。

要は「2001年宇宙の旅」と「禁断の惑星」のコンセプトにロボットを足したという初歩的なSFファンの考えそうな話を、強引にドラマ化した富野理論のマッドぶりが面白いです。

登場人物がほとんど感情移入を許さぬキャラ、しかも救いのないエンディングという展開、これを観てトラウマを抱えてしまった人も多かったはず。

こういう異常な作品の方が、年を経てみると楽しめんだなぁ・・・・。