トラフィック

at 2001 05/12 03:15

こんな映画を観た。
アカデミー賞で編集、脚色、監督、助演男優の４部門を受賞した話題作。いくつかのエピソードが絡み合いながらすすんでいく展開は、観ていて気持ちよい。
麻薬戦争を舞台に多くの魅力的な登場人物が描かれますが、やはりベニチオ・デル・トロの刑事のリアルな「にえきれない感」がよかったです。主演という扱いでこでもよかったと思うけど・・・・・。
エピソードごとにカラーのトーンを変えているのも分かりやすくて観やすかったよ。
総合的には職人監督の巧い仕事ぶりという感じで、ソダーバーグ監督の「思い入れ」みたいなものは余り感じなかったけれど、「ハリウッドでのこの人の天下は、しばらく続きそうだな。」という思いを強くしました。それぐらい達者な演出力です。
ライバルは、「マグノリア」のＰＴアンダーソンあたりでしょうか。