ひゃくはち

eigadojo2008-08-16

こんな映画を観た。


正直全然期待していませんでしたが、大収穫の1本でした。
これまでの高校野球映画に胡散臭さを感じていた師範代のような非スポーツ系人間にも納得の野球青春映画。
タバコを吸う高校球児をフツーに登場させるだけでも制作時には、かなり大変だったと予想されますが、そういう「いまの高校生像」に嘘をつかない映画作りにものすごく好感が持てます。
(yahooの映画評などでは、そのあたりで賛否分かれているようです。もちろん師範代はこの映画を支持しますぞ!!!!)


レギュラーでなく補欠の球児のリアルな日常。
ちゃんと野球をさせて、ちゃんと撮影してるとこが、当たり前だけどすごい。
監督役の竹内力はプロデューサーとしてもこの映画に参画しています。やるねー兄貴!
熊本出身の高良健吾くんも出てます!


リアルに描くだけでなく、エンターテインメントとしてもツボを心得た展開なので、映画を見終わった後のさわやかさが十分残ります。
あえて辛口なことを言えば、音楽があまりよくなかった。もっと淡々とした劇伴でよかった気もします。
そのへんを差し引いても、今年の邦画のベストに入る出来だと思うので、ノーチェックだった方々も食わず嫌いしないで観ておくことをオススメします。
この作品が長編デビューだという森義隆という監督。覚えておいた方がいいと思います。


問題なのは、予告編が全然よくないってことです。本編のイメージと全然違うので、あまり参考になりません。
これじゃ「バッテリー」みたいな映画だとお客は思ってしまうよなぁ・・・・・。


http://www.108movie.jp/


追伸:エンドクレジット後に最後のヒトネタがあるので見逃すな!