劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え! 星の戦士たち
こんな映画を観た。
ほんと師範代はなんでも観る男なのである。
東宝は、お正月映画に今年はゴジラ映画を止めて、テレビ東京の特撮番組「セイザーX」の劇場版を投入してきた。監督は大森一樹。なんか「やっつけ感」ありありのプログラムです。
「『ゴジラ』は前作でファイナルにしちゃったから、企画ないなー。そうだ特撮監督の川北紘一がテレ東でやってる戦隊ものみたいなやつ、あれの劇場版でいいじゃない?。興行的に厳しそうだったら『ムシキング』の劇場版と同時上映でいいじゃん。どっちもテレ東なんだしさぁ・・・・・」
というような会話が、東宝社内で会話されたかどうかは定かではないが、そんな感じの2本立てです。
師範代は、テレビシリーズの「セイザーX」」ってのを全然観ていないので、細かい設定はわからぬまま観ていたんですが、この作品はシリーズ3作目で、1作目の「グランセイザー」と2作目の「ジャスティライザー」というのがこの劇場版にゲスト出演して、3シリーズのヒーローがスクリーンで共演というのがウリの作品らしい。
作品としては、かなり退屈・・・・・・・・とにかく役者が下手くそで特撮もありきたりな感じで半分が過ぎた・・・・・・・そこで突然・・・・・・。事件は起こった!
ピンチに陥ったヒーロー達を救うべく国防軍が発進させた最終兵器が登場!!
その最終兵器とは・・・・・・・。
(以後、完全ネタバレでお送りします!)
その最終兵器とは・・・・・
海底軍艦・轟天号!!
指揮する司令官は、「ゴジラVSビオランテ」で単身ゴジラと闘った実績のある男・峰岸徹!!(役名は神宮司!!)
轟天号のBGは当然、伊福部昭の例の曲です。
「ゴジラ・ファイナルウォーズ」の時は、ある程度予備知識がある中での轟天の登場だったが、まさかテレビ特撮の劇場版に海底軍艦が出てくるとは、かなりな衝撃でありました。
そう、この「セイザーX」は、まごうことなき東宝特撮映画であったのだ。
テレビシリーズの「流星人間ゾーン」にゴジラやアンギラスがゲスト出演したいた過去もあり、こういう東宝特撮のありかたもあるのだなぁ・・・・・・と妙な感心をした次第。
さらには、敵怪獣の最終形態もまるで東宝怪獣の例のやつ(金色の三つ首のドラゴン)にそっくりで・・・・・・・・・。
なんか、得したような損したような複雑な気持ちで劇場を後にした特撮ファンの師範代でございました。