終わりに見た街
久しぶりの山田太一ドラマだというのに、録画設定を忘れてたー。
仕事が遅くなって、家に帰ったときはすでにドラマがスタートして40分後！
でもやっぱり山田太一は面白いなぁ・・・・・。
物語は、昭和19年にタイムスリップした2組の家族の物語。
中井貴一と柳沢慎吾という「ふぞろいな林檎たち」のコンビが、さすがに芸達者な芝居を見せてくれます。
（余談ですが、『亡国のイージス』の中井貴一が助演男優賞でもいいじゃ？いい仕事ぶりだったと思うけど・・・・・『よく見ろ日本人、これが戦争だ。』ってセリフ。よかったなぁ・・・・。）
いつもの山田節なディスカッション形式のドラマ進行が、最近の安いドラマを見慣れた眼から見ると、逆に新鮮かつ重厚なものに感じられました。
「俺たちって未来のことわかってる訳だよね？」
「そうだ。」
「今度の空襲でいっぱい人が死ぬよね？このまま何もしなくっていいのかな？」
疑問形でたたみ掛けるようなセリフの応酬。
まるで「ふそろい〜」の仲手川（中井貴一）と西寺(柳沢慎吾）の会話みたいだ。
なんか
「え〜〜り〜〜ぃぃぃぃぃ〜〜〜」
って桑田圭祐の叫びが聞こえてきそうだった。
この作品は、リメイクだそうですが、師範代は残念ながら未見です。オリジナル版は、中井貴一の役を細川俊之が演じていたそうですが・・・・・・。
