TAKESHIS'

eigadojo2005-11-05



こんな映画を観た。


北野武監督作品としては、12作目。(『みんな〜やってるか!』を5作目としてカウントすると・・・・)
ビートたけし北野武という二人の人物とその妄想をつないだ「フラクタル」な作品・・・「きっとみんなわかんない。」・というのが本人の弁。
だがしかし、この程度の「夢オチ」の連打ぐらいでは、驚きません。
ブニュエルの「自由の幻想」ぐらいのインパクトを期待していただけに、「たけしの頭の中ってこの程度?」ってのが正直な感想でした。
ピンクというキーカラーを印象的に使っているのでちっとも難解な構造ではありません。
まぁ、平たく言えば「大学の映画研究部が一度は撮ってみたくなる自己言及テーマ」と言ってもいいでしょう。懐かしいなぁ・・・・。


思えば、伊丹十三の「タンポポ」は、「食」というテーマだけで幻想をつないでいった過激な作品だったのです。


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