SHINOBI
こんな映画を観た。
松竹が映画ファンドで集めたお金で映画を製作、世界公開を目指す作品。
原作は山田風太郎の「甲賀忍法帖」、主役は、仲間由紀恵とオダギリジョーという人気俳優を起用するという新しい時代劇への試み的作品だ。
これが「グリーン･ディステニー」や「ＨＥＲＯ」など中国映画界が新しい「武侠映画」を作ろうと真摯な取り組みをしているが、日本でもやっとその端緒についたと言えそうだ。
スケール小ささは、予算の規模もあって仕方ないかもしれないが、監督の演出力にかなり問題があったように思える。
映画ファンドという新しいビジネスモデルも、この程度のエンターテイメントをつくるくらいなら先が見えているのでは・・・・・・と思ってしまった。
松竹は、今後もこの新しい時代劇シリーズを展開してゆく予定だと聞く、今後の展開に期待したい。
