ボスニアの都市にブルース・リーの像

民族の分断が続くボスニア・ヘルツェゴビナの都市モスタルで、民族融和の新たなシンボルとして、民族を超えて愛されているブルース・リーの像が建てられることになった。
ブルース・リーの死から30年目にあたる2003年、ファンらのグループが像の建立を発案。
同グループは実行プロジェクトを立ち上げ、寄付集めなどに奔走した結果、その1年後に市当局から許可が下りた。
同グループのメンバーは12日、電話でロイターに対し、「今年11月に市中心部に像を建てる計画だ。これは、モスタルがほかのどこよりも必要としている、普遍的な正義への記念碑となるだろう」と語った。
(asahi.com)

アジアでもアメリカでもない地域にまで「ブルース・リーの神話」は伝わっているということでしょうか・・・・。
日本人にはあまり知られていませんが、強大な敵に対して「徒手空拳」で闘うリー師父の姿は、虐げられた民衆が闘う姿の象徴でもあるのです。
アメリカのラップのアーチストたちが、リーを敬愛するのには、このような政治的な理由があるのです。
同じアジア人である日本人には、その辺の感覚がわかりにくいかもしれません。