バッド・エデュケーション

eigadojo2005-06-15

こんな映画を観た。


「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」と傑作を連発し、スペインのみならず全世界が注目する巨匠となったのペドロ・アルモドバル監督最新作。
主演は「モーターサイクル・ダイアリーズ」のガエル・ガルシア・ベルナルと「アナとオットー」のフェレ・マルティネス。

1980年、スペインのマドリード。新進映画監督のエンリケ(フェレ)のもとにある日、少年時代の親友イグナシオと名乗る男(ガエル)が脚本を手に突然訪ねてくるところから映画ははじまる。
映画は、彼らの幼少期の思い出、脚本の中身、現実をあちこちに飛びながら進行してゆきます。師範代は、少し宮藤官九郎を思い出してしまいました。このテンポの速さについていけない人は後半ちょっと厳しくなります。2度観るとよくわかる映画かも・・・・・・・・。


ホモセクシャルなものを描いていますが、決して「ホモの話」でなく、映画のテーマは普遍的。やはり「秘密」と「愛」とういつものアルモドバル映画なのです。
冒頭のタイトルバックをはじめ随所に美しいデザインの意匠が施されています。(ただし、美男子同士のベッドシーン続出には、ちょっと引きましたが・・・・・。女性映画ファンにはサービスショットかもね!)


余談、最後のエンリケのその後の説明文に対して、「自伝的映画でそこまで自分を美化するか!アルモドバルよ!」と突っ込みを入れてしまった師範代でした。


http://www.gaga.ne.jp/badeducation/