「池袋ウエストゲートパーク」&「木更津キャッツアイ」

 TOKIO長瀬智也(26)とV6岡田准一(24)が、正月のスペシャルドラマで落語に初挑戦することが22日、明らかになった。クドカンこと人気脚本家宮藤官九郎氏の最新ドラマ、TBS「タイガー&ドラゴン」(1月9日午後9時)で、ひょんなことで落語に魅了されたチンピラの人情コメディー。落語を猛特訓中の2人は「びっくりするような作品に」と意気込んでいる。

 長瀬と岡田が取り組んでいるのは、古典落語の名作「三枚起請(さんまいきしょう)」。やり手の花魁(おいらん)と、手玉にとられた3人の男のこっけいなやりとりを描いた郭噺(くるわばなし)の大ネタで、ドラマの内容とも重なる隠れテーマとなっている。寄席のセットで同演目を披露する長瀬は「今から心臓がバクバクしています」。岡田は「落語の天才役なので、落語を聞く生活をしています」。互いに落語初挑戦への抱負を語っている。

 物語は、落語家・林屋亭どん兵衛西田敏行)の借金を取り立てるうちに落語の世界に魅了されてしまったヤミ金融の男(長瀬)と、落語の才能を捨ててデザイナーをしているどん兵衛の息子(岡田)をめぐるコメディー。ある日、複数の男を手玉にとっている不思議な女性(伊東美咲)に出会い、面倒な事件に巻き込まれていく。

 長瀬と岡田は「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」でそれぞれ主演した、クドカン・ワールドの“顔”。2人とも「また官九郎ワールドにひたれると思うとドキドキしています」と、日本テレビD×D」以来7年ぶりの共演を楽しみにしている。

 磯山晶プロデューサーは「宮藤さんの集大成ともいえる傑作。長瀬さんと岡田さんのダブル主演ということで『池袋−』と『木更津−』を足して2で割らないおもしろさと自信を持っています」と話している。
(日刊スポーツ)

TBSのお正月といえば、久世光彦演出の向田邦子ドラマと相場が決まっていましたが、今年は飛ぶ鳥落とす勢いの磯山プロデューサーと宮藤官九郎のコンビによるスペシャル・ドラマ。
これまでクドカン・ドラマに出演したジャニーズ軍団の強力タッグも実現、これは注目の企画となりそうです。
来春公開になる宮藤官九郎初監督作品「真夜中の弥次さん喜多さん」(http://yajikita.com/)にも長瀬智也が主演しているので、映画のプロモーションとしても強力です。ちなみにこの作品、編集は上野聡一おやびんです!
1997年に伊丹十三があのような形で亡くなって以来、エンターテイメントを量産できる映画監督をどこの映画会社も欲しいと思っている状況です。東宝はフジテレビと組んで、三谷幸喜を伊丹監督の後釜として育てたいと思っているようです。アスミック(角川グループ)はTBSと組んで、宮藤官九郎をブランド化したい模様。
消費されなないで生き残るのはどちらだろうか?