インファナル・アフェア無間序曲
こんな映画を観た。
前作「インファナル・アフェア」からあまり時を置かずに公開された続編・・・・・といっても１作目の前の時代（１９９１年〜１９９７年）を舞台にしているから「エピソード１」的な作品になってます。
前作で全世界の映画好きをしびれさせたトニー・レオンとアンディ・ラウの若き日が観られる訳ですが、役者は別の人（トニー・レオン→エディソン・チャン、アンディ・ラウ→ショーン・ユー・・・・１作目でも警察学校のシーンでちょっと出ています。）になっているので、そこんとこが観ていて少々混乱する部分です。
その混乱を除けば、もう怒濤のストーリー展開と役者の見事な演技で堪能させてくれる２時間です。
「ゴッドファーザー」をかなり研究して作り込んでいる脚本が見事。（前作との整合性に若干無理が出てきたのは、目をつぶりましょう！）
主役の二人に対して、影の主役とも言うべき存在が、アンソニー・ウォン演じるウォン警部とエリック・ツァン演じるサム親分。アイドル若手俳優を作品の目玉にしながらも、こういう脇の俳優にもおいしい演技をさせる監督たちの采配が見事です。（アンソニー・ウォンの「車のシーン」の演技に泣きました。）
エンディング・タイトルの後に３作目「インファナル・アフェア終局無間」の予告編が流れます。
中国本土謎の武器商人役で「HERO」の始皇帝役だったチェン・ダオミンが登場。トニー・レオンとアンディ・ラウも再び登場します。どうも次回は２つの時代を交互に描く「ゴッドファーザー・パート２」スタイルらしいです。
