ムービー・マーケティング

at 2004 07/01 08:20

こんな本を読んだ。

愛育社から出ている「夢を語る技術」シリーズの6作目。
アメリカ映画界のさまざまなジャンルの映画マーケティングが分析されていて興味深い本です。

ハリウッド大作だけでなく、B級映画、ドキュメンタリー、自主制作映画など、扱っている映画のジャンルも多種多様、具体的数字もあげて分析されてます。

映画会社のマーケ担当というと、なんか美女をはべらせて、オフィスで鼻からコカインを吸っているイメージがあるんだ(かなりな偏見!)けれど、この本を読むと、仕事に関してプロ意識を持ったなかなかに「やり手」なやつらです。

「マーケ」が映画を面白くなくしたというのも事実だけれど、この「マーケ」こそが映画をビッグ・プロジェクトたらしめているというのも事実。アメリカの映画作家はたいへんだねー。

この本を読むとロバート・アルトマンの「ザ・プレイヤー」を観たくなります。