JAM FILMS
東京での初公開から3ヶ月。「早観」が信条の師範代としては、劇場に行くのがかなり遅れてしまいました。(なんか「企画」に心が躍らなくてさぁ・・・・・・・。)
北村龍平、篠原哲雄、飯田穣治、望月六郎、堤幸彦、行定勲、岩井俊二という邦画界の若手(?)監督たち7人によるショート・フィルム集。お金を出したのはゲーム・メーカーの「セガ」。各自15分以内という制約の中で様々なジャンルのストーリーが展開します。
これは結構残酷な企画だと思います。何故って、短編だと監督の力量がモロバレだからです。これって怖いことです。この企画に参加してだけでも、この監督たちは勇気があります。(もしくは、どうしようもない『馬鹿』か!)
師範代が好きな順にあげれば、1位「行定篇」、2位「堤篇」、3位「望月篇」、4位「篠原篇」、5位「岩井篇」、同率6位「北村篇」「飯田篇」って感じです。
特に「行定篇」は、「GO」のアナザー・バージョンとも言うべき作品で、妻夫木聡の表情が抜群!役者の隠れた個性を引き出す演出にかけては、いまの日本映画界では、トップクラスの手腕をもった行定マジックを堪能せよ!