タツノコプロ・インサイダーズ

at 2003 03/14 11:40
タツノコプロインサイダーズ
こんな本を読んだ。

昨年末、講談社から出版されたインタビュー本。
ガッチャマン」「キャシャーン」「タイムボカン」「ハクション大魔王」など様々な作品を生みだしてきたアニメーション製作会社「タツノコプロ」の軌跡を追ったドキュメントです。

この会社から巣立った人たちが、今のアニメーション業界で大きな役割を果たしているのは周知の事実。「東映動画」「虫プロ」「ジブリ」と並ぶエポックなアニメ会社です。

創設者・吉田竜夫の思い出を語る人々の熱い口調が印象に残ります。40代という若さで亡くなるまでに、大きな仕事をいくつも成立させたカリスマ吉田に対するスタッフの想い。リスペクトが感じられる泣ける発言が多数。
鉄腕アトム」のようなシンプルな絵が主流だった当時のアニメーション業界、アメコミ調のかなり複雑な吉田竜夫の絵を動かしていたタツノコ・スタッフの力量のすごさを感じよ!