2002-07-19 命 movies こんな映画を観た。柳美里のベストセラー小説「命」「魂」「生」の原作を「月とキャベツ」「はつ恋」の篠原哲雄監督が映画化。 映画を見た限りでは、監督は柳美里のことが嫌いなんじゃないかと思う。この作品は「柳美里映画」ではなく豊川悦司演じる「東由多加映画」になっている。主役であるはずの江角マキコは、なにかあるたびに右往左往する共感できない人物として造型されている。 トヨエツの鬼気迫る演技はすごいが、映画の中で浮いてしまっているのも事実。この演技を別の作品で見せてほしかった。