アリーテ姫
こんな映画を観た。
宮崎駿の片腕をつとめてきた片淵須直が劇場用アニメ初監督に挑戦。
原作はダイアナ・コールスの「アリーテ姫の冒険」。
宮崎のジブリとは違うスタッフによって作られた作品ですが、キャラクターの造形や繊細な動きの描写などは、ジブリ的な香りが感じられます。
いわゆる「お姫様もの」のストーリーですが、悪い魔法使いにさらわれたアリーテ姫は、自分が自分であることを忘れる魔法をかけられてしまいます。さて、姫様は、己のアイデンティティを回復し、現実に復帰することができるのか・・・・・・という優れて現代的なテーマの作品です。
どうも地味なストーリー展開なのですが、あえてそれに挑んだ片淵演出の心意気やよし。
大人の女性に観てほしい作品です。