かあちゃん

こんな映画を観た。
監督・市川崑が長年あたためていた山本周五郎原作小説の映画化。故・和田夏十が残した脚本を竹山洋が潤色しています。
長屋を舞台にしたいわゆる「いい話」です。細かい仕草まで演出の眼が行き届いている日本映画の良さが出た佳作。
ころっけや小沢昭一など癖が強いキャラを上手に御してドラマに組み込んでいるのは、さすが巨匠!
9.11の事件直後に観たので、なんか妙にこの「いい話」に感動してしまったんだが・・・・・・・エンドクレジットを観て少し醒めた。ああ政治的映画だったんだね。