幸せのポートレート

eigadojo2006-11-26

こんな映画を観た。

東京では7月に公開されていましたが、師範代の住む熊本では、DVDリリース(2007年1月26日にフォックスから出ます)直前の駆け込み上映。
しかし、こういう捨てられたような映画が、実に面白いから映画はやめられんね。


SEX and the CITY」の大ヒットで世界中のキャリアウーマンのカリスマになったサラ・ジェシカ・パーカー主演の最新コメディ。


ニューヨークのキャリアウーマンのメレディスサラ・ジェシカ・パーカー)が、恋人エヴェレット(ダーモット・マローニー)の実家に初めて招かれるという冒頭の設定が巧い!
すべての女性が「あるあるこういう場面!」と共感できる舞台設定を使って、メレディスと新しい家族との衝突と和解を描いております。
とにかく前半部分のメレディスのギスギスした感じは見事な演技です。
すげーいやな女全開です。
ある一夜を境に彼女の本当のかわいさが姿を現すことになるのですが・・・・。


脇を彩る役者がどれもいいです。
エヴェレットの母にダイアン・キートン(われらが『アニーホール』もおばあちゃん役)、父にクレイグ・T・ネルソン(『MRインクレディブル』の吹き替えの人!)、妹にレイチェル・マクアダムス(『君に読む物語』のヒロイン)、弟にルーク・ウィルソンオーウェン・ウィルソンの弟)、メレディスの妹にクレア・デインズ(『ロミオ+ジュリエット』『T3』)など、役者が皆巧い!


世界中のどこの家族でもありえる話です。
こういう映画を見せられるとアメリカ映画の底知れぬパワーを思い知らされます。
日本映画でもこういう洒落た家族の物語が作れないものでしょうか?


エンディングの描き方が、べたつかずにすごくよいです。
サラッとしてるから逆に泣けます。


http://www.foxjapan.com/movies/familystone/