ばってん荒川さん、逝く

芸能生活45周年記念全曲集

ばってん荒川さん69歳(ばってん・あらかわ<本名・米崎一馬=よねざき・かずま>俳優、肥後にわか芸人)22日、ぼうこうがんのため死去。葬儀は24日正午、熊本市琴平2の1の40の玉泉院南熊本本館。自宅は同市新町3の4の26。喪主は妻美都江(みつえ)さん。
 1937年熊本市生まれ。18歳の時に即興喜劇の肥後にわか劇団「ばってん組」入り。19歳のころ熊本弁丸出しの「お米ばあさん」で人気になり、ラジオ、テレビタレントとしても活躍。東京や大阪進出後も、九州を拠点に活動を続けた。映画「トラック野郎」、ビデオ映画「静かなるドン」などに出演した。
毎日新聞

ばってんさんが亡くなりました。
一度もお仕事を一緒にしたことはないのですが、あちこちでその伝説を聞いて、「昭和の芸人さんだなぁ・・・・」と思っておりました。
パチンコと映画が大好きだったそうで、師範代も、何度か映画館でお見かけしたことがあります。
劇場の一番後ろの席に座って、土曜日の遅くの回を観ていたばってんさんは、ステージのアクの強さとはまったく違ったフツーのおじちゃんでした。
結構若者向けの映画でも見かけたので、本当に映画が好きな方だったのだと思います。


今日の熊本の各メディアは、まるで、「やんごとなき方」が崩御したかのような扱いで大特集しています。
それだけ、熊本県人にとっては、「お米ばあちゃん」は大切な存在だったということでしょう。
ラジオから流れる「帰らんちゃよか」にグッときてしまった師範代です。


またしても、「ぼくらの昭和」がひとつなくなってしまいました。