デイジー

eigadojo2006-05-27

こんな映画を観た。


インファナル・アフェア」シリーズで世界の映画ファンをしびれさせたアンドリュー・ラウ監督が、韓国映画に招かれて製作した作品。
脚本は、「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」のクァク・ジェヨン
主演は、チョン・ジヒョン(「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」)、チョン・ウソン(「私の頭のなかの消しゴム」)、イ・ソンジェ(「吠える犬はかまない」)。
 

日本で撮影した「頭文字D」ですら、ソツなく面白い映画にまとめたアンドリュー・ラウのことだから、今回の作品も面白いだろうと期待して観たのですが・・・・・・・・。
結論から言うと駄作でございました。
アンドリュー・ラウの「映画力」をもってしても、「色ボケ3人組のぬるーい恋愛映画」から脱することは無理でした。
登場人物の気持ちの描き方が、あまりにも薄っぺらなので、エンディングも全然泣けません。


オランダでロケされているので、ビジュアル面は、アジア感が少なめですが、どうにもストーリーがウェットな「韓流」です。
どうせウエットなら、そこを追求してゆけば、パク・チャヌクのような突き抜けた映画(「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」)もできるんですが、海外でロケされた韓国映画だからこそ、よけいアジア人のもつウエットさが強調されてしまったのかもしれません。
かなりがっかりしました。


http://www.daisy-movie.com/