Xメン情報

フランスで開催中のカンヌ国際映画祭で22日、「X−メン:ファイナルディシジョン」のマスコミ向け試写会が行われた。
マーヴェル・コミックスを原作とした映画「X−メン」シリーズの3作目となる同作品のエンディングは、続編の可能性を感じさせるものだった。
しかしブレット・ラトナー監督は、試写会の後行われた記者会見で「ニュー・ジェネレーションが登場する続編」について聞かれ「私自身は、第4シリーズを制作するつもりはありません。本作がシリーズ最後になります。でも、ウルヴァリンマグニートー、プロフェッサーXなどのキャラクターをフィーチャーしたスピンオフ作品を制作する機会はあるかもしれません。」と答えた。
ストーリーは、ミュータントを病気だと思っている人間がその治療法を発見したことで、ミュータントたちの間で生じた争いが中心。「普通の人生」を望み治療を受けようとするミュータントたちと、反発するミュータントたち。そのミュータントたちが引き起こした反乱が、ドラマチックな「最後の戦い」へと導かれていく。
主演は前作同様オーストラリア人俳優のヒュー・ジャックマンで、鋭い爪が武器のウルヴァリンを演じる。ほかにはストーム役のハル・ベリー、フェニックス役のファムケ・ヤンセンマグニートー役のイアン・マッケラン、チャールズ・エグゼビア教授(プロフェッサーX)役のパトリック・スチュアートが出演。
「X−メン」1作目は世界中で3億ドル(約335億円)弱、第2作の「X−メン2」では4億ドル(約446億円)以上の興行収入をあげている。
asahi.com

1作目、2作目の監督ブライアン・シンガーは、「Xメン」をマイノリティ(特にゲイ)の受難劇として描いたんですが、監督を引き継いだブラット・ラトナーもその路線は引き継ぐ模様です。
「ミュータントを病気だと思っている人間がその治療法を発見したことで、ミュータントたちの間で生じた争い」って・・・・まんまゲイのお話みたいですね。
「ダ・ヴィンチ・コード」が作られた理由もそうなんだけど、ブッシュ政権を支えている巨大勢力・キリスト教右派へのカウンターとして映画を作っている人々が多いです。
「ミステリー」や「SF」という一般人に分りやすいフォーマットを使って微妙な政治的題材を料理しているのが、落ちたとはいえさすがハリウッド!