クドカンが昼ドラに初挑戦

 脚本家宮藤官九郎氏(35)が昼ドラに初挑戦することが13日、明らかになった。TBS愛の劇場「吾輩は主婦である」(5月22日スタート、月〜金曜午後1時)で、斉藤由貴(39)及川光博(36)を中心にしたホームコメディーの脚本を手掛ける。主婦に夏目漱石が乗り移るという奇想天外な設定で、宮藤氏は「連ドラ以上の気合で書く」。昼ドラ界もクドカンワールドが席巻しそうだ。
 昼ドラマニアを自称する宮藤氏は、約1年前に脚本の打診を受け「かなりモチベーションが上がりました」。自分を含めて昼に起きてテレビを見る仕事仲間が多く、こっそり昼帯執筆の構想を明かすと予想以上の反響があったという。「連ドラ書く時より期待されてるみたい。連ドラ以上の気合で昼ドラ書きます」としている。
 物語は「吾輩は主婦である。名前はみどり」で始まるコメディー。夫が突然会社を辞め、金の心配をしすぎて夏目漱石が宿ってしまった主婦が家庭やご近所トラブルを解決する、という奇抜な設定だ。主婦役は、宮藤氏が中学生のころからファンだったという斉藤由貴。夫役はドラマ「マンハッタンラブストーリー」や音楽活動を通じて親交のある及川光博が演じる。“ミッチー王子”の昼ドラ初参戦も話題になりそうだ。
 TBS磯山晶プロデューサーは「昼帯やってみませんかと誘ってみたところ、案の定『やってみたい』という返事だったので、しめしめと企画を進めてみました」。宮藤・磯山コンビは「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」「タイガー&ドラゴン」など数々のヒットドラマを送り出している。磯山氏は「台本が信じられないくらいおもしろいので、きっと視聴者のみなさんにも楽しんでいただけると思います」と自信をみせている。
 ルーキー女性の奮闘記やドロドロの愛憎劇などにパターン化されている昼ドラ界。奇抜な設定の中に笑わせ、泣かせるクドカンワールドは大きな話題になりそうだ。8週約40話の分量に「死にかけている」という宮藤氏だが「この長いトンネルを抜けた時、吾輩は大きな自信を獲得するのである」と話している。
(日刊スポーツ)

宮藤官九郎の次なるプロジェクトは「大河ドラマ」だとばっかり思っていた師範代は、この昼ドラのニュースにビックリ!
確かに、昨今の昼ドラは、実力派の役者を起用していて内容の濃いものが多い。
このキャストでクドカンの脚本ならある程度のDVD売り上げは見込めるでしょう。(オンエア時間が通常の給与生活者には見にくい時間帯であることも、DVDの売り上げにはプラスに働くかもしれません。
磯山プロデューサーの企画力は立派!


「愛の劇場」は、月〜金の毎日放送なのでDVDレコーダーの空き容量が心配です。