フライトプラン
こんな映画を観た。
最新鋭のジャンボ旅客機内で突然失踪した娘。
誰にも信じられず、誰の助けもない中、最愛の娘を探して、機内で大暴れする気丈なヒロインにジョディ・フォスター。
予告編があまりにジュリアン・ムーアの「フォーガットン」な感じだったので、興味津々だったんですが、言ってしまえば「バルカン超特急」の飛行機版といった物語だったのでちょっと期待はずれでした。
映画を観ながら思った師範代の妄想。
「フライトプラン」のプロデューサーと脚本家の会話・・・・・・・・。
P「あのさー『9.11事件』以降さぁ、パニックアクション映画って作りにくくなったよねー」
脚「言えてる。派手なドンパチ映画ばっかり作ってるから、アメリカがテロの標的になるんだって言う奴いるもんなー」
P「なんかいい脚本ないかなぁ・・・・」
脚「あ・・・・・そういえば『ダイハード2』の時にボツになった脚本あるんすけど・・・・・」
P「なになに、興味あるねー」
脚「マクレーン刑事が離婚して、娘と別れた奥さんに会いに行くんすよ。その途中の飛行機でテロリストに出会うって話なんすよ。」
P「そうか飛行機内という舞台が飛行場になって『ダイハード2』になったんだー。でもその脚本まだ使えるんじゃない。」
脚「そうすか!?」
P「ただし、『ダイハード』はフォックスが権利持ってるから、ウチで映画化は無理だからちょいと設定変えてよー」
脚「いいっすよー。主人公を女にしましょうよ。最近、強い女性のアクション映画って流行ってるから・・・・」
P「それ!それ!いいねー。だったら・・・・主演はジョディ・フォスターかな・・・・」
脚「マジっすか!いいっすねー。すぐに脚本書き直します。1日でできますよ。」
P「母の強さみたいな部分を強調しといてね。女優ってそういうとこ気にするからさー」
脚「わかりやしたー!」
というような安易な会話で決定したと思われるような穴ばっかりの脚本でございました。
だますならもう少し巧くだましてほしいです。
ある意味「フォーガットン」の方がぶっ飛んでいたんじゃなかろうか・・・・・・。