メゾン・ド・ヒミコ

eigadojo2005-10-16



こんな映画を観た。


ジョゼと虎と魚たち」でいい仕事をした犬童一心監督の最新作。
ゲイの老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」を手伝うことになった沙織(柴咲コウ)。
別れた沙織の父親で伝説のゲイバーのマダム・ヒミコ(田中泯)は、いまそのホームで死の床にある。
父が去った後、病気をした母のために借金を抱えた沙織は、ヒミコのことを恨んでいるのだが、
ヒミコの死を看取ろうする青年(オダギリ・ジョー)や「メゾン・ド・ヒミコ」に住む人々と交流するうちに沙織の心に変化が・・・・・・・。


ストーリーとしては、最初の5分で全体像が見えてしまうのですが、演出がストロングスタイルなので、観ていて退屈することはありません。
映画の途中、ヒミコ住人たちがそろって夜の街に繰り出すシーンがありますが、このシーンだけ演出のトーンがガラリと変わります。
「ヒミコ」の人々が、外の世界の悪意にさらられるというシーンなので、意図的な演出のだと思うんですが・・・・・ちょっと成功してるとは言い難いなぁ。


細野晴臣の音楽が、シンプルながらも味わい深い旋律を奏でています。


http://himiko-movie.com/