波に座る男たち

こんな本を読んだ。

何もないお休み。面白い本をゆっくりと読むのは至福の時間です。

「エイガドージョー・ドットコム」のマスター的存在、「カジシン」こと梶尾真治さんの新刊は、食い詰めたやくざたちが捕鯨船で船出するという痛快娯楽小説。
作品の冒頭、「この作品を冒険活劇の面白さを教えてくれた岡本喜八監督に捧げます。」という献辞が・・・・・・・ここからすでに目頭が熱くなる師範代であります。

カジシンさんの小説は、登場人物のキャラが立っているのが特徴。小説を読みながらキャラクターを実際の役者で想像するのが、カジシン小説のもうひとつの楽しみ方です。
映画監督に梶尾さんのファンが多いのも、この映像化してみたくなる描写の素晴らしさに原因があるのでは・・・・・・。
師範代の「脳内妄想映画館」では、すでに完成した映画版「波に座る男たち」（別名：独立愚連隊・海へ）が上映中であります。