姑獲鳥の夏

eigadojo2005-07-16

こんな映画を観た。


京極夏彦のベストセラー小説を「ウルトラマン」から「エログロ」まで幅広く手がけるカルト映像作家・実相寺昭雄監督が映画化。
原作小説の面白さに関しては、多方面から聞いていましたが、不勉強にも1冊も読んでいない師範代でした。


実相寺らしい独白と凝った画面構成はあいかわらずです。
ミステリーとしては、相当に問題がある内容ですが、これを映像的なハッタリで見せきってしまうのが、まさに実相寺流。
永瀬正敏相手にとうとうと博覧強記ぶり披露する堤真一演じる「京極堂」のキャラは、なかなかにハマリ役。


映画の中で何度か登場する「紙芝居」。
映画の最後でその「絵」を描いている復員軍人が「あの人」であることが判明。
ここが一番泣けるシーンでした。


追伸:すまけいを久しいぶりに映像で見たような気がする。
最近は舞台中心で映画は久しぶりだったみたいですね。
こういう巧い役者をほっとく手はないよねぇ・・・・。

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