なるほど「宇宙戦争」評

eigadojo2005-07-03

賛否両論のスピルバーグ版「宇宙戦争」。
ネットでの評価はおおざっぱに2つに分類できます。


その1、全編のビジュアルがすごい。2時間飽きさせない。ダコタ・ファニングが上手!


その2、確かに映像はスゲーけど、ティム・ロビンスが登場してから話が停滞する。あのラストの唐突さは許せない!宇宙人もトライポッドもデザイン最悪!


そんな中、キャッチボールのシーンを中心に「なるほど!」という評を書いているサイトがありました。
スピルバーグの本質を見事につかんでいると思います。

たかがキャッチボールをここまで暴力として演出してしまう男。それは、この映画がたとえPG-13(本国)であろうとも、ありとあらゆるものを暴力的に描くことができるという、スピルバーグの勝利宣言に他ならない。これから貴様らに、びっくりするほどいろんな暴力を見せてやる、そうスピルバーグが笑っているのだ。
伊藤計劃:第弐位相)
http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20050701