スターウォーズ エピソード3 シスの復讐

eigadojo2005-06-25

こんな映画を観た。

ラストシーン。
ジクソーパズルの最後のピースがはまった瞬間だった。
このパズルは四半世紀以上を費やして、世界中の映画ファンを熱狂させ続けた。
スターウォーズ」サーガは、監督ジョージ・ルーカスが言うように神話的要素の強い物語です。
特に歴史の浅い国アメリカ合衆国にとっては、「スターウォーズ」は「神話」そのものと言ってもいい。
特に今回の「シスの復讐」は、善が悪に負けるという悲劇なので、余計そう思えます。
「神話」なのですから、ストーリーがどうの・・・・SFXがどうの・・・・演技がどうの・・・・・テンポがどうの・・・・編集がどうの・・・・と言うのは野暮!(言ってるじゃん!)
この時代に生きた自分、「スターウォーズ」と共に歩んだ四半世紀の人生を振り返るのも、有意義なことだと師範代は思うのであります。
師範代などは、エピソード4、5、6を一緒に観た友人たちを思いだしました。


これから観る人にアドバイス
スターウォーズ」サーガのアウトラインぐらいは、理解しておかないと今回の作品は楽しめません。
アナキン・スカイウォーカーがどういう経緯でジェダイになったのか?
「新たなる希望」以降のアナキン(ダース・ベイダー)とその息子&娘たちがどのような運命を辿るのか?
・・・・・・・ぐらいは予習していった方が、ラストで泣けます。







以下、ネタバレ






実は、今回の影の主役は、「皇帝パルパティーン」と「マスター・ヨーダ」ではなかろうか?
頭を掻きながら考えるヨーダは、「七人の侍」の勘兵衛そのもの!
「皇帝パルパティーン」もついに正体を現すところなんか歌舞伎っぽかったなー。
以前、日記にアメリカ人監督への「乱」黒澤明監督作品)の影響(http://d.hatena.ne.jp/eigadojo/20010721#p5)を書きました。
「乱」は晩年の黒澤がたどり着いた「無常観」が大きなテーマになっています。
「旧三部作」が黒澤の「隠し砦の三悪人」をベースにしていたことは、よく知られていますが、「ファントム・メナス」から始まった「新三部作」とは、ルーカスにとっての「乱」だったのではないでしょうか?
夕陽のラストシーンも妙に似ている気がします。