バットマン・ビギンズ

eigadojo2005-06-18

こんな映画を観た。


すこぶる前評判がよかった。
「シリーズ最高の出来!」(byタキシード仮面)
「これがいちばん観たかったバットマン!」(by凹貞治)
と常連門下生の方々も絶賛!


こういう時は注意しなければいけない。
みんなが絶賛していたって師範代は大嫌いな映画だったことが、これまでも何度もあるじゃないか・・・・・。「踊る大捜査線2」とか・・・・・・。
タキシード仮面(kiromeru)は、「戦国自衛隊1549」を観てあまりの不出来に「バットマン・ビギンズ」の評価が高くなったかもしれない。(これを『エイガドージョー・ドットコム』的には『デビルマン現象』と呼びます。あまりにひどい映画を観ると、そのあとどうでもよい映画でも、ものすごく面白く感じられるのです。)
凹貞治だって、「宇宙戦争」「エピソード3」を先行で観るために、かなり無理なスケジュールで仕事しているらしい。映画を観る目が曇っている可能性もあるぞ。
用心、用心!


と思って、劇場に出かけた師範代でした・・・・・・・・・で・・・・・映画の出来は・・・・・・。


傑作でした。
タキシード仮面さん、凹さん、疑ってすまんでした。あんたらの眼は確かです。


「闇の騎士」ことバットマンが、どうしてあのようなコウモリの衣装で悪人退治をするようになったのか、リアルなストーリー展開で納得させてくれます。
ブルース・ウエイン役のクリスチャン・ベールは、予想どおり完璧です。「サラマンダー」「リベリオン」「マシニスト」はすべてこの役をやるための予行演習だったかのようなはまりぶり。
バットマンに変身した時の声がいいです。普段より押し殺したような渋い声があの衣装にぴったり!


脇をかためる役者も、どれも素晴らしい!
渡辺謙(出番少ないです)、マイケル・ケインモーガン・フリーマンゲーリー・オールドマン、ルトガー・ハウアーまで出とります。もう男祭りです。映画のどこを切ってもイカス漢達が観られます。女性映画ファンの皆さん是非ご覧ください。


あえて、駄目なとこをあげるとすれば、女優が魅力ないですね。
ヒロインは、トム・クルーズと婚約を発表したケイティ・ホームズ
これまでのバットマン映画には、色気漂う女優が数々登場しております。
バットマン」のキム・ベイシンガー
「リターンズ」のミシェル・ファイファー
「フォーエバー」のニコール・キッドマン
「&ロビン」のユマ・サーマンなどなど。
それらの女優と比べると、どうも学級委員みたいで色気に乏しい女優ですな。
「MTV MOVIE AWARDS」のプレゼンターで出たときはそこまでひどくなかったのに・・・・・・。
監督が男優を撮るのに夢中で女優をテキトーに撮っているとしか思えません。
ひょっとして監督のクリストファー・ノーランってゲイ?