プロジェクト「夢旅」その7

eigadojo2005-04-02

樋口了一1/6の夢旅人」のプロモーション・ビデオ。
ついに4月8日のCDリリースまで1週間を切った。PV編集も佳境。
編集のOくんは、転勤となって福岡から熊本へ引っ越してきた。引っ越しのその当日、部屋も片づかないまま、「夢旅」の編集に突入した。Oくん漢である。
師範代の無理な編集の注文に対しても、黙々と作業を続け、見事に実現していく。


今回のPVでは、発表されたばかりのコンピュータ・ソフトを使用したちょっとした特殊効果を挿入することになっている。このパートの担当は、樋口の前作「Lives」のジャケットを撮影したマクラウドさん。彼も20年来の樋口や師範代の友人だ。
このパートは、師範代からコンセプトのみ伝えて、ほとんどマクラウドさんにお任せの作業だった。
本日、このパートが完成してデータが編集室に届けられた。
「おおっ!こりゃ面白い!」
編集室にいた一同が声をあげた。
それは、ジェリーブラッカイマーなどのハリウッド大作CGとは対極にある特殊効果。デジタルな処理なんだけど、ものすごくアナログな感じ。かっこいいんだけど、どこかにくすぐりがある「笑える特撮」になっている。いい仕事だ。マクラウドも漢であった。


素材がすべてそろい、編集も追い込み作業に突入。
カットを微妙に並べかえたり、色調を調整したり、終わりのない作業が続く。
時計の針はすでに深夜を回っていた。
あとは時間との競争となった。
プロジェクト「夢旅」、果たして間に合うのか?

(つづく)