2004年映画興行

1月31日、映連(日本映画製作者連盟)が04年の映画諸統計を発表した。それによると、04年に日本国内で公開された作品は邦画310本、洋画339本の合計649本(前年622本)。総興行収入(興収)は過去最高だった03年の2032億590万円を上回る、2109億140万円を記録した。その内訳は邦画が790億5400万円、洋画が1318億6000万円と洋画が上回るものの、前年比は邦画117.8%、洋画96.9%と邦画の伸び率が目立った。総動員数は1億7009万2000人で前年比104.8%。邦画、洋画それぞれの興収ベスト10は以下のとおり。

【邦画】
1 「ハウルの動く城」 200億円(見込)東宝
2 「世界の中心で、愛をさけぶ」 85億円 東宝
3 「いま、会いにゆきます」 48億円 東宝
4 「ポケットモンスターアドバンスジェネレーション/裂空の訪問者デオキシス」 43億8000万円 東宝
5 「ドラえもんのび太のワンニャン時空伝」他 30億5000万円 東宝
6 「名探偵コナン/銀翼の奇術師」 28億円 東宝
7 「クイール」 22億2000万円 松竹
8 「スウィングガールズ」 21億5000万円 東宝
9 「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」 19億3000万円 東宝
10「半落ち」 19億円 東映

【洋画】
1 「ラスト・サムライ」137億円 ワーナー
2 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 135億円 ワーナー
3 「ファインディング・ニモ」 110億円 ブエナビスタ
4 「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」 103億2000万円 松竹/ヘラルド
5 「スパイダーマン2」 67億円 ソニー
6 「デイ・アフター・トゥモロー」 52億円 フォックス
7 「トロイ」 42億円 ワーナー
8 「アイ,ロボット」 37億5000万円 フォックス
9 「ホーンテッド・マンション」 34億円 ブエナビスタ
10「ヴァン・ヘルシング」 28億円 ギャガ・ヒューマックス
(eiga.com)

ハウルの動く城」は11月末に公開されて年末までに200億円。まだ公開中なので、最終的に300億を超える大台に乗る可能性も大きいです。
アニメでも、原作がベストセラーでもないオリジナル作品「スウィング・ガールズ」のトップ10入りの意味は大きいです。