モーターサイクル・ダイアリーズ

eigadojo2004-12-04

こんな映画を観た。
南米の英雄、革命の闘士「チェ・ゲバラ」ことエルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナが、まだ23歳の無名の医学生だった1952年。ゲバラは、友人アルベルト・グラナードとアルゼンチンからベネズエラまでの1万キロを走破する貧乏旅行に出発します。
原作は、ゲバラ自身の著作「チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記」。「セントラル・ステーション」のウォルター・サレスが監督、主演は「アモーレス・ペロス」「天国の口、終わりの楽園。」のガエルガルシア・ベルナル(パンフによると南米の『ブラピ』だそうな・・・・・)。製作総指揮はロバート・レッドフォード



以下、ネタバレ含みます。



これは「旅」の映画です。
旅の途中で出会う人々とのドラマが、かなりドキュメント・タッチなので、ゲバラと一緒に旅をしているような気分になります。
そして「旅」の終わりにゲバラは、自分の中の変化に気がつきます。人々との出会いで、もう元の自分には戻れないことを知るのです。
「世界を知る」ということは、無邪気な青春時代の終わりを意味します。それは痛みを伴うものですが、避けては通れない意味ある「旅」なのです。
大人になる「痛み」「悲しみ」が見事に描かれた作品です。その後のゲバラに関する歴史的事実を知らなくとも、この映画は、普遍的な「感動」を与えてくれます。
「友情もの」「旅もの」が好きな師範代は、映画の中盤から泣きっぱなしでした。


「遠い空の下、僕は世界がめざめる音を聞いた」
というキャッチコピーは、映画の内容を的確に表現していて見事!
「エイガドージョー・ドットコム」推薦映画認定!サントラもよし!

日本版公式サイト
http://www.herald.co.jp/official/m_cycle_diaries/
アメリカ公式サイト
http://www.motorcyclediariesmovie.com/