キル・ビル
クエンティン・タランティーノ監督の4作目の監督作品「KILL BILL Vol.1」を観た。
105分の上映時間中、師範代はニヤニヤと笑いっぱなしでした。
クエンティン(千葉ちゃんはタランティーノではなくクエンティンと呼んでいました。)が好きな要素てんこ盛りの映画だとは聞いていたけれど、正直ここまでやってくれているとは、嬉しい驚きです。よくぞあのアメリカ映画界でここまで趣味的な映画をつくることができたもんです。
ショウ・ブラザーズ・ロゴ、深作欣二への献辞に続いて、出るは出るは、クエンティンの趣味炸裂開始!
「女ガンマン・皆殺しのメロディ」
「キングボクサー/大逆転」
「フォクシー・ブラウン」
「They Call Her One Eye」
「密室の恐怖実験」
「服部半蔵/影の軍団」
「柳生一族の陰謀」
「蒲田行進曲」
「バトルロワイヤル」
「吸血鬼ゴケミドロ」
「フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ」
「BLOOD THE LAST VAMPIRE」
「修羅雪姫」
「女囚さそり」
「死亡遊戯」
「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」
「吼えろ!ドラゴン、起て!ジャガー」
「少林寺三十六房」
「直撃地獄拳 大逆転」
「子連れ狼/三途の川の乳母車」
「博奕打ち いのち札」などなどなどなど・・・・・・。
映像だけでなく音楽もかなり日本映画からフューチャーされております。後半はほとんどアメリカ版「東映映画」です。
ただしかし、これだけの面白い映画なのですが、女子諸君には「そんなのどうでもいいじゃん!」的な映画であることも確か!
デート・ムービーには向かない映画と言えるでしょう。
男子諸君、映画好き男子諸君、昔、東映ヤクザ映画に夢中になっていた元男子諸君、この映画は君たちの映画だ!
劇場に行け!そして泣け!