国際シネマ獄門帖
キャットファイト系映画監督・中野貴雄が「でらべっぴん」や「映画秘宝」に発表してきた映画エッセイをまとめた本。
とにかく「目からウロコ」の明言が多数収録されておりまして、アッという間に読めました。
「日本人は水と安全とジャッキー・チェンはタダだと思っているのでは?」
「人類は『チャーリーズエンジェル』を撮るために進化した。もし映画史に目盛りのようなものがあるならば今回確実に何かが少し動いた!」
「『マルコビッチの穴』は名作落語を聴いているような、藤山寛美の松竹新喜劇を見ているような味わいがある。」
「『ダイアナザーディ』素晴らしくファンタスティックな拷問映像!」
「『ブレイド』・・・・頼んでもいない男体盛り定食を出前してくれます。」
「娯楽映画」をわかりやすい言葉でわかりやすく語ってありますが、結構深い内容だったりするので是非読んでみて下さい。
またしても「エイガドージョー・ドットコム」推薦図書認定!