メリル・ストリープがアカデミー賞を批判

at 2003 03/18 19:22

「ADAPTATION」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされているメリル・ストリープは、金銭による受賞狙いの工作が政界並みに横行しており、賞レースが複雑化している、とコメントした。
「(賞獲得に向けた)工作は見苦しいので、わたし自身はしたことがない」と明言したうえでストリープは、政界と同様にアカデミー賞でも金銭が影響力を持ち、工作資金が最高水準であれば賞獲得につながる可能性を指摘。この結果、工作に投じられる金額が今後さらに膨らむことへの懸念を表明した。
ストリープはまた、「こうした工作はビジネスで、動機がはっきりしているが、アカデミー賞の健全さを破壊している」と批判した。(ロイター)

ここ数年はドリームワークスだったり、ミラマックスだったりの新興映画会社が、ものすごいお金を使っての事前運動を行なっておりました。他のメジャー・スタジオと違って歴史の浅いこれら映画会社は「賞」を獲得することがメジャー化の一番の近道だったのです。
賞獲得に執念を燃やすあまり、常軌を逸脱した運動合戦を行なっていたのも事実。今回、メリルらしい苦言を呈したという感じでしょうか?