夜を賭けて

夜を賭けて [DVD]
こんな映画を観た。

「月はどっちに出ている」の原作者・梁石日の、直木賞候補小説を映画化。戦後の大阪で、在日コリアンの「アパッチ族」を描いた青春群像劇。
監督は劇団新宿梁山泊の座長・金守珍。ワンカットを長回しで抑えた演出は、さすが演劇畑の監督さんです。芝居の流れが切れないので緊張感が持続します。
多くの登場人物のエネルギーは感じる作品なのだけれど、なんか後半それがまとまらないまま終わってしまった感あり。
主役の山本太郎が実に「いい顔」をしている。この作品で一皮むけた感じなので今後が楽しみな役者になりそうです。