マル秘・色情めす市場

こんな映画を観た。

京橋の東京国立近代美術館フィルム・センターのでの70年代特集での上映。
1974年にっかつロマンポルノの1本として作られた作品ですが、2002年の今観ると、「スケベ度ゼロ」の作品。
大阪・あいりん地区を舞台にした悲しい人間模様の物語です。
ヘビー級ボクサーのパンチのようにけっこう後に余韻が残る映画。重たいけど「映画だ!」と全編で叫んでいる感じの作品です。
娯楽映画ばっかり観てだらけていると、こういう映画に出会ったときに背筋がピンとなります。「暇つぶし映画」にはないサムシングがあるからです。