マーサの幸せレシピ

マーサの幸せレシピ [DVD]
こんな映画を観た。

クールに仕事に打ち込む女性シェフ・マーサ(マルティナ・ゲデック)は他人との関係がうまく築けない。やがて事故死した姉の娘リナを引き取ることになるのだが・・・・・・・・・。
簡単に言ってしまえば、これは料理という世界を舞台にした「千と千尋の神隠し」です。「生きる力」を失った少女リナの心を呼び覚ますのは、(宮崎版のハクの役)は、人生を楽しむことを第1の目標としているイタリア人シェフ・マリオ(セルジオ・カステリット)。
パスタを食べるシーンでリナと心を通わせるシーンは、この映画の中でも最も美しく、美味しそうなシーン。
監督は、今回が劇場映画デビューとなるサンドラ・ネットルベック。ドイツ映画というと無骨で男っぽいイメージがあったけれど、この作品は繊細な料理のような美しいカメラが印象的!
ドイツでこの映画がヒットし、ベルリンで宮崎駿に賞が与えられたのは、偶然とは思えません。ドイツ人の中に「生きる力」への渇望があるのでしょう。疲れてるってことか?