ウインドトーカーズ

ウインドトーカーズ [DVD]
こんな映画を観た。

いまや世界ナンバーワンnアクション映画監督の名声を手にいれたジョン・ウーの最新作。ニコラス・ケイジ主演ということで「フェイス/オフ」コンビの復活。
ジョン・ウー映画お約束の鳩は、今回は飛びません。
スローモーションを多用したジョン・ウー節は抑え目で、戦場の恐ろしさを描くことに集中した演出。これもまた「戦争そのもの」を映像化したいという映画作家の野望によって作られた「もうひとつの『プライベート・ライアン』」です
ただし、シナリオにもう少し工夫がほしかった気がします。ニコラス・ケイジとアダム・ビーチの友情が、どうもぞんざいに描かれていて、後半の「泣き」につながらないのが残念。
インディアンの描写などジョン・ウーの西部劇へのあこがれが、全編にあふれている点などは、次回作と言われている「大陸横断鉄道もの」でもっと見せてくれることでしょう。
往年の西部劇ファンなんかが見ると、昔の西部劇からの引用など、発見が多い作品かもしれません。