at 2002 06/12 07:28
こんな本を読んだ。
「立川談志遺言大全集」として刊行されているシリーズの第10巻。
1965年に出版されベストセラーとなった「現代落語論」の再録と「その後の落語論」で構成されています。
1965年当時、すでに落語が死にかけている状況の中で、新しい笑いの旗手が林家三平や牧伸二というテレビ的な芸人だったというのがよくわかる本です。
いまだったら明石家さんまやダウンタウンの名前が出ることでしょう。
古典落語に対する談志の限りない愛情が感じられる1冊。
しかし、CD付きとはいえ3200円はちと高い。