ブレイド2

ブレイド 2 ― コレクターズ・エディション [DVD]
こんな映画を観た。

スパイダーマン」と同じくこれもアメリカン・コミックスが原作の実写映画。
前作は今度「AKIRA」の実写版をとるスティーブン・ノリントンが監督でしたが、今回は「ミミック」のギレルモ・デル・トロに交替。「ミミック」はたいして面白い作品でなかったので、期待はしていませんでしたが、こいつはなかなかの傑作。

冒頭20分とクライマックスにアクション集中して予算を効率的に使った戦略は立派!(限られた予算の中でどれだけ自分のイメージを貫けるかが、いまの映画監督に課せられた課題です。こういう視点で映画を観ることも必要ですよ。)

ウエンズリー・スナイプスが、とにかく「俺ってかっこいいだろう」光線を発しまくりで笑えます。ひとアクション終えるごとに「キメ」のポーズがあって、まるで東映戦隊ものみたいです。あれは絶対、歌舞伎の影響だと睨んでいる師範代。
トム・クルーズの「MI」シリーズと匹敵する「自己愛」に満ちたアクション映画です。「オレサマ光線」というのは、ある意味スターの証なのです。