飢餓海峡

飢餓海峡 [DVD]
こんな映画を観た。

七人の侍」と並ぶ日本映画の古典。1965年の内田吐夢監督の傑作サスペンス!
砂の器」をはじめとする多くの「捜査もの」の原点とも言える作品です。
3時間の長さを感じさせない面白さで、観るものをぐいぐい引っ張ってゆきます。
映像的にも、当時は斬新な手法だったソラリゼーションなどのテクニックを取り入れ、「心の闇」を描き出そうと苦心しています。
演技陣は誰もがすばらしいのですが、特に驚いたのは高倉健演じる味村刑事。実にテンポのいい芝居で伴淳三郎とのコンビがいい味出してます。
スクリーンで観てよかったと思える1本でした。吐夢監督は、これまで全然観ていなかった不勉強ものの師範代ですので、できれば今後旧作を追っかけたいなと思っています。