ブラック・ホーク・ダウン

ブラックホーク・ダウン [DVD]
こんな映画を観た。

1993年ソマリアでの軍事政権鎮圧のため派遣されたアメリカ軍。現場で起こった悪夢のような市街戦を描いた作品。2時間半の映画の3分の2は戦闘シーン。
戦争映画の概念を変えてしまったのは、スピルバーグの「プライベート・ライアン」だと思う。これ以降に作られた戦争映画は、「戦場そのもの」をいかにリアルに再現できるかということに重点がおこれている。
戦場で使う武器は違っても、そこが大量に人が死ぬ場所であるという事実は、かわらない。「パトリオット」「ワンス&フォーエバー」「ウインド・トーカーズ」も場所と時代が違うだけで、「戦場」を描こうとする意志は変わらない。
「戦場」では人は簡単に死ぬ。
「死」が軽く描かれているからこそ、この映画は恐ろしい。