ムーラン・ルージュ

ムーラン・ルージュ [DVD]
こんな映画を観た。
ニコール・キッドマンユアン・マクレガーを主演に「ロミオ+ジュリエット」のバズ・ラーマン監督が、己の趣味に忠実に作りあげたミュージカル大作。劇中で使われる楽曲はすべてビートルズエルトン・ジョン、マドンナなど現代のポップナンバー。
この映画の隠しテーマは「ゲイ」です。
人工的な世界観の中で語られるラブ・ストーリーですから、ストーリーそのものにも仕掛けがあります。
ニーコール・キッドマンのキャラを「男」に置き換えて観ると、「許されない愛」というテーマがくっきり浮かび上がる仕掛け。ユアン・マクレガーが愛の告白に唄う「ユア・ソング」は、ゲイの愛のテーマソングとして有名な歌。この曲は、ご存じエルトン・ジョンの大ヒット曲。世界で最もサクセスしたゲイとも言えるエルトンですが、彼の作品の作詞は、バーニー・トウピンという人物がほとんど手がけています。この人物はエルトンの恋人でもある(あった?)人で、「ユア・ソング」は二人の事を唄った曲なのです。
こういう自分の趣味に莫大なお金を投入させるのって嫌いじゃないなぁ!